平成29年8月23日
こんにちは。
8月前半の天候不順から天候も回復し、再び夏らしい陽気が戻ってきました。一度涼しくなってから再び夏の陽気を体感すると、その温度差にさすがに体も堪えます。その反面野菜達は息を吹き返したようにたくさん花芽をつけ、たくさん実を付け始めています。作物の成長に対して日照がどれだけ大事なものであるかというのを今年目の当たりにしました。最近ニュースなどでもよく目にするLEDで育てられたレタスや植物工場なども、天候の読めないこれからの世の中には必要とされるのでしょう。このように企業や法人の参入が進む農業界で、大資本のもと繰り出す一手が農業界の新たな一歩となることは間違いないでしょう。
本当は8月の上~中旬に種まきをしたい人参の種まきを19、21日で無事終えました。こんな風に書くと「8月の上~中旬に種まきしたいなら種まきすればいいじゃん。」と思われがちですが、例年ですと7月20日過ぎから8月のお盆すぎまでほとんど雨が降らずどちらにせよ種まきが出来ませんし、8月に入るとお祭りの準備、お祭り、お盆と続き、結局お盆が過ぎるまでは仕事にならないのが実状であったりもします。
「雨が降らず種まきが出来ない」と、さらっと書きましたがうちの農場には潅水設備が一つもありません。すべて雨頼みです。とりあえず今のところ雨乞いの儀式をしたことはありませんが、雨乞いの儀式の方法を体得しておく必要性は常々感じています。
まぁそれはそうと、今年は今年で天候の落ち着いたお盆過ぎに種まきして正解だったかなとまだ発芽もしていないのに思っています。というのも、人参の発芽前や発芽直後に夏の強い雨やゲリラ豪雨などに降られてしまうと地表が硬くなって発芽できなくなってしまったり、土が流されて一緒に種も流されてしまうことも多々あるのです。とりあえず今のところ天気予報の週間予報を見る限り、発芽までは無事にクリアできることでしょう。
ちなみに19日に種まきした分は、その日の夕方から晩にかけて強い雨に降られて土が固まってしまい、熊手で地表の硬い部分を崩していく作業をしました。写真左側が固まった土で、熊手のある右側が土を崩した後です。不幸中の幸いなのが雨に打たれたのはこの列だけですので、作業も短時間で済みました。一気に種まきをして全部大雨に降られてしまうというのも過去に経験しているため、これくらい軽度のイレギュラーで済んだのはありがたいことです。
陽だまり農園 太田康博
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