2017年6月12日月曜日

29年6月9日のお手紙

久々になってしまいました。

29年6月9日のお手紙です。



こんにちは。
四国から関東までが一気に梅雨入りしました。今年の春先は雨が少なく乾燥気味だったせいか草の出も少なく大変助かりました。これからの梅雨の時期は雨が降ればみるみるうちに草が伸び、作物を覆い被すほどの勢いです。私自身有機農業を営んでおりますが、慣行栽培(農薬や化学肥料を使う従来の農業)のことを一切否定する気はなく、どんな農業を営んでいようが、消費者、生産者のどちらにとっても優しい農業ができればそれでいいのではないかと考えております。

地元にいる小中学校の同級生から、ありがたいことに野菜の注文をいただきました。聞けば知り合いがお店をオープンするので、花の代わりにカラフルな野菜の盛り合わせを送りたいのだとか。なかなか気の利いた面白い試みだなと思い快諾しました。こういうイレギュラーな注文にも楽しんで対応できる農家でありたいと願います。
まずは箱探しということで、以前から近所の市場に積んであったリンゴ箱を譲ってもらいに。一箱100円でいいよということで、5箱譲ってもらおうと500円を渡し箱を選んでいたところ、「こっちにも綺麗な箱あるからこれも持ってけ」と結局3箱余計にくれたおっちゃん。気前のいいおっちゃん、ありがとう。
このような木箱ってホームセンターや雑貨屋さんで買うと結構いい値段するし、自分で作るにも時間がなかったので今回は市場のおっちゃんに助けられました。ありがとう。おっちゃん。
それから、畑に向かって野菜を収穫に。とりあえず、今とれるものを片っ端から収穫して、いざ並べてみるとなかなか様になります。
野菜だけでは寂しいので、野菜の花も添えて。
ズッキーニ、人参、菜花、春菊、ゴボウの花も一緒に箱の中へ。一気に華やかさが増しました。


実はゴボウの花って今回初めてみたのですが、トゲトゲで不気味な花なんですね。写真の状態はまだ開花前で、開花するとトゲトゲの真ん中に紫色の花が咲くようです。これだけ毎日野菜と接していてもまだまだ知らないことだらけなのだなと、植物の奥深さを痛感します。
ちなみにゴボウの花の花言葉は…
「私に触らないで、しつこくせがむ、用心、いじめないで」だそうです。
贈物にはいかがなものかと思いましたが、見た目の面白さのが勝って2株入れてしまいました。
これを見てゴボウの花だと気づき、「せっかくの贈物になんて悲観的なものを入れるんだ!」とお叱りをいただけるのであれば、その叱ってくださった方とゴボウの花を始め植物のあれやこれやについてお茶でも飲みながらお話ししたいものです。

陽だまり農園 太田康博

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